当院での施術の大部分は局所麻酔下に行います。
局所麻酔とは注射の麻酔です。よく歯科で使う麻酔と同じものです。
例えば顔のほくろを除去する場合は、ほくろのすぐわきに注射を打たねばなりません。
「え!顔に注射するんですか!?」と不安がる患者さんも時々おられます。
まあ、それも無理はないことですね。でも、局所麻酔はたとえば予防接種の注射と比較してみてもそれより少ない量の薬しか使わない本当に小さな注射なのです。
画像の左は採血などで使用する22Gの注射針です。
それに対して右の細い注射針が当院で多く使用している30Gの注射針です。かなり細いことがお分かりかと思います。
ちなみに中央の注射針は少し深い場所や大き目のできものを切除する場合に使用する27Gの注射針です。
細い針でも刺せばチクッと痛いですから、当院では局所麻酔をする際にはあらかじめ保冷剤を当てて傷みを和らげるようにしています。
局所麻酔の際に針で刺すのも痛いのですが、薬自体にも多少の刺激性があるので注入する時点でも痛みを感じることがあります。特に急激に注入すると痛みを感じやすいのでなるべくゆっくり注入しるようにしています。注入する薬の量はほくろ1か所で0.3mlくらいのごく少量です。